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2010.08.16

FUJI ROCK FESTIVAL '10 回想記 土曜日

二日目も朝から降ったり止んだり。まあ、快晴の日が少ないフ
ジロックなのでイヤな感じはしないけれど、すでにゴアテック
ス装備のブーツ、浸水(笑)。朝ご飯は定番となりつつある、
持参したコールマン・スポーツスターでラーメン。朝
からラーメン、がこんだけ旨く感じるのもフジならでは。

グリーンでHawaiian6が目覚ましパンクを鳴らしてるのを脇目
に、レッドマーキーのTRICERATOPSを。若手、と言われながら
ももはや10年選手、和田君は見事な髭面も悦に入った貫禄たっ
ぷりのステージ。アルバムは持ってないのに、大半の曲を知っ
ているのがスゴイ。トリオながら爆音に頼ることなくコーラス
やアレンジで聴かせるのが見事!今後さらに枯れつつポップな
まま昇華して頂きたし。

グリーンに戻りJOHN BUTLERをチラ見。ベンハーパーのフォロ
ワー感があったけど、メンバーチェンジでよりポップでロック
色をメインに打ち出したようで大合唱連発! しかしソロタイ
ムではドローン感溢れる見事な生ギターソロ。途中歪ませたり
、ループさせたりで新しい感覚も。上手いなあ。

途中抜け出し、アバロンで小坂忠と鈴木茂と中野督夫という日
本のフォークロックのスーパーグループを。なんつったって茂
さんでしょう! 前から数列、目の前であの超絶スライドギタ
ーが。最初はかなり緊張した面持ちだったものの、自らの「花
いちもんめ」を歌ったあたりから元気になってきたようで、「
氷雨月のスケッチ」のイントロが聴けたときはもう涙モンでし
た。小坂さんも中野さんも本当に素敵な歌声で、そして三人で
ハモる瞬間はさらに凄く、ああ、何十年も積み重ねてきた男の
友情というのはこんなにも素晴らしいものなのか、と思いまし
た。最後の方はどんどん増える客の熱い声援とともに茂さんも
笑顔が出てきて、ステージを去るときにはお客さんと握手した
りしてました。もっともっと、生で茂さんのあの超絶ギターを
聴いてほしいなあ。

グリーンに戻りがけら、ホワイトでプログレッシブなバトルを
。なんだこの違和感は、と目を向けるとそれはTHE MARS VOLTA
のベーシスト率いるVATO NEGRO。プログレと、メタルをメキシ
コ民謡で割ったようなキテレツ大百科サウンドに、皆棒立ち。
きっと単独ではまず日本に呼べないであろう(笑)

川で靴を洗ったりカレーを食べたりしつつ、ゆっくりグリーン
へ戻るとJamie Cullumが気持ちよさげにピアノを叩いておりま
した。フジで観るまで、彼が白人の若者だということすら知ら
なかったんですが、音はラジオでよく聴いて気に入っており、
その老成した感のある声とおサレで小気味良いサウンドに止ま
ぬ雨に少々凹んでいた心もほっこりと。

彼は色んな曲をアドリブで、思いついたままに演奏することで
も有名なのですが、この日は雨、ということでRihannaの
"Umbrella"
を相当ジャジーにアレンジして歌いまして、これまた別の曲か
?と思うくらいでしたが見事に会場をうっとりさせてました。
その腰の軽い感じも、何でもやったるぜ、な感じもどことなく
あのPRINCEを思い起こさせ、今後さらにビッグになるんだろう
と確信させました。

そのまんまグリーンで、そう、今回の私の最も観たかった、John
Fogerty
!勢いよく最前列で、と言いたいところですが、そこには「JCCRFC
」と書かれたお揃いのTシャツを着た中年軍団が。そう、Japan
CCR Fan Club
!きっと30数年待っていたのでしょう、白髪交じりに老眼鏡の
皆様が今にも泣きそうな顔でステージを見つめています。その
光景を見ただけでこちらもウルウルしてしまいました。私なん
て、たかが十年くらいですから、その想いは比べ物にならない
でしょう。

65歳を全く感じさせない、張りのある声と相変わらず器用なギ
タープレイ。曲ごとにテレキャス、レスポール、ミュージック
マンなどなど使い分けてくれるのも嬉しい!さらにいかにも南
部、な髭面強面ギタリスト二人、マンドリンやフィドルなどマ
ルチに弾くギタリストさらに一人、で計四人、ずらり並んでパ
ワーコード鳴らされた日にゃあ、もうお漏らしするしかありま
せん! ビバ☆アメリカ!ロックンロール馬鹿万歳! ほぼ全
曲CCRのヒット曲とソロのヒット曲、さらに何故かPretty
Woman
まで(笑)きっと、何十年もアメリカ中を回って、ハズさない
究極のショウを続けてきたんでしょうなあ。その意味で、北島
三郎さんを思い起こさせました。お腹いっぱい、でもまた観た
い!そんな素晴らしい時間でした。前列のおじさん達も、もう
死んでしまったかのような恍惚顔で…よかった、よかった。

レイドバックしたまま、ヘヴンへ。この場所の素晴らしさは、
夜にこそわかるような気がします。そして、写真では写せない
ような。こここそ、フジの中でも最もフジらしい、また日本ら
しい場所だと思います。DEREK TRUCKSとその奥方SUSAN TEDESCHI
によるバンドが、この日を締めくくってくれました。クラプト
ンと来日したときに初めてDEREKのギターを体験したのですが
、噂通りに超絶ですぐ惚れてしまいました。

この日もさすが血筋とでもいいますか、技だけでなく、そのセ
ンスのよさが端々から感じられます。ソウルフルで、隙間を生
かしたプレイ。全くエフェクターを使わないのに、手元のコン
トロールだけで多彩な音を出すテクニック。そしてSUSANねえ
さんの歌もまた「え?ホントに白人か?」ぐらいの真っ黒さ加
減で。ギターもエグくて粗くて、むう、食ってるモンが違うん
だろな、と。ツインドラム、ベースもOteil Burbridge、まさ
にオールマンズな感じで。むう、次はオールマンズをフジで観
たい!しかもヘヴン3daysで!などと贅沢な妄想をしてしまう
ショウでした。

すっかりレイドバックしすぎてもはやテントに戻る体力も無く
なりつつあり、この日もシメは川っぺりで「富士映劇」。そう
、話題の「SOUL POWER」をついに観られたのです! まさに生
まれ年の1974年のJBを味わえるのです! いやあ、噂通りのセ
ックスマシーンっぷり!脂こってり、濃い目マシマシなキング
のキレキレダンスとシャウト!他の出演者のとこは正直、睡魔
に負けてウトウト観てたんですが、JBのとこだけはガッツリ目
が覚めてしまうスゴさ。無駄に下半身が熱くなってしまいまし
た(笑)

ソウルパワーを全身に感じつつ、明日への余力を残すべく夜更
かしはしないのが36歳の悲しい性か…

次回、いよいよ最終日のレポートを!

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